北村薫の『八月の六日間』。アラフォー女性編集者が山登りに目覚めていくのと過去の自分の邂逅の話です。
登る山は、燕~槍、冬の裏磐梯のスノーシューイング、蝶ヶ岳~燕、八ヶ岳の高見石、折立~雲の平~三ツ俣蓮華~双六、と馴染みのあるコースを登ってます。
行った事のあるコースは、自分の記憶を反芻しながら読めるし、行った事のないコースはいつか行くときを創造しながら読めました。
数年間の仕事の変遷と過去の事情が徐々に明らかになっていくので、最後まで一気に読んでしまいました。山に登った事がある人も、これから登りたい人にもお勧めの一冊です。
0 件のコメント:
コメントを投稿