2日目。涸沢の朝です。
3時過ぎにごそごそと起きて、外を見ると、月が煌々と輝いていました。
今日は、ザイテングラード経由で、奥穂高岳~馬の背という難所を経て、ジャンダルム~天狗のコル~岳沢まで歩行時間8~9時間を想定しているので、朝ごはんを早々に食べて出発です。
とは言え、モルゲンロートはゆっくり見たいし・・・
結局、朝5:30頃、パノラマルートで登り始めました。
涸沢小屋経由の道と合流し、ザイテングラードの取り付きまであと100mというところで、大きな落石がザイテングラードと我々の間位の位置に滑り降りてきました。 あと少しで、登山道というところで、何とか石は止まりましたが、かなりヒヤッとしました。
ザイテングラード登るのも20年ぶりくらいでしょうか? 懐かしいというか、記憶が薄いというか・・・
2時間半で奥穂高山荘に到着。ここまでは順調です。
奥穂山頂の取り付きに、何人もくっついていて、昇りと下りの行き違いに苦労しているみたいでした。
事実、我々が取り付いたときも、くだりの人をやり過ごすのに5分以上停滞していた気がします。 でも、その後は徐々に高度を稼いで、50分で山頂に到着。 かなりの人でにぎわっていました。
さっきまで、見上げていた、涸沢岳も見下ろす感じです。
これから目指すジャンダルムの人を拒絶するかのような北壁もすぐ手に届きそうな距離に見えます。
今頃、同じ職場のS田君が登っていると思われる、 笠ヶ岳もすぐ近くに見えます。
南は、乗鞍とその向こうに御嶽山。されに少し東には富士山も見えました。
ここで、ちょっと長めに休息&早目ですが、昼ごはん食べます。
で、今回、我々は「夜ピク効果」と言っているものを頻繁に導入しました。
「夜のピクニック」という小説(映画化もされました・・・)に出てくる、『休憩時間に、靴を脱いで、足を乾かすとまめや靴擦れが出来難い』というのを真似て、休憩の度に靴下まで脱ぐ、というのをやりました。
2日目の最後の天狗のコル~岳沢までの間は、3回ほど導入して、疲れを取って、なんとかキャンプ地までたどり着けました・・・
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